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神仏あれこれ良くわかるおはなし

なぜ仏壇がいるのかが良くわかるおはなし

「仏壇」の本来の目的は、仏様を祀ることです。家庭のお仏壇は、寺院にある内陣(本尊を安置している部分)を箱型にしたものなのです。即ち、お仏壇は家の中のお寺のような存在と言えます。しかし、多くの日本人にとってお仏壇は、お位牌と共にご先祖様や亡くなった親族をお祀りし、対話をするためのものと考えられているようです。元来、仏壇に先祖の位牌を祀るようになったのは、亡くなった人はすべて「成仏する」(ほとけになる)という仏教の教えから来ているのです。

2018813135220.jpg お仏壇の中央にあるくびれた台の部分は「須弥壇(しゅみだん)」と呼ばれます。これは「須弥山」を表したもので、これより上は清浄な仏の世界、下は地上世界だと考えることもできます。
須弥壇の上には「宮殿(くうでん)」があります。その中に、ご本尊の仏像・仏画などが祀られています。
お仏壇の各所は、動植物や菩薩・天人などの彫り物や蒔絵などによって荘厳に装飾されています。これらは「浄土」、つまり汚れのない清浄な世界を表していると言われます。

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